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―陰の蝶たち―
薄暗い林縁道を歩いていて突然飛び出してくる蝶のほとんどがジャノメチョウ科の蝶です。種によって比較的明るいところにいるもの、暗いところにいるものと違いはありますが林の枝などに留まっているとその存在がほとんど分かりません。以下の写真もほとんどが飛び出してから再び留まったところを撮ったものです。以下この夏撮ったジャノメチョウ科の蝶10種のうち8種を紹介します。

クロヒカゲ(ジャノメチョウ科)
前翅長=23〜33mm
撮影日時:2002.7.12 12:03
ヒカゲチョウと混棲していて、しかもよく似ているので直ぐには見分け難いですが本種が黒っぽく翅の模様に僅かな違いがあるのでそれで見分けます。当地ではヒカゲチョウに比べ本種の方が数が少ないようです。

ジャノメチョウ(ジャノメチョウ科)
前翅長=28〜42mm
撮影日時:2002.7.20 16:52
本種は明るいところにいますが地味な蝶です。この写真では翅の先端辺りが青っぽく写っていますが、フラッシュ撮影による光りの関係で青く見えているのですが普通に見ると褐色です。

サトキマダラヒカゲ(ジャノメチョウ科)
前翅長=26〜39mm
撮影日時:2002.7.29 17:13
本種は当地で最もよく見られるジャノメチョウ科の蝶です。クヌギの樹液にはハチや甲虫、蝶が蜜を吸いに集っているのをよく見ますが、必ずといって良いほどこの蝶がおります。極めてよく似た蝶にヤマキマダラヒカゲがいますが当地では見かけません。

ヒカゲチョウ(ジャノメチョウ科)
前翅長=25〜34mm
撮影日時:2002.8.14 10:28
前掲のクロヒカゲと混棲していて、よく似た蝶で当地ではよく見かける蝶です。クヌギの樹液で吸蜜しているところもよく見かけます。

コジャノメ(ジャノメチョウ科)
前翅長=20〜30mm
撮影日時:2002.8.21 11:34
本種と似た蝶にヒメジャノメがいますが、本種では翅の白色帯が青みがかっているので区別できます。当地では比較的よく見られる種です。

クロコノマチョウ(ジャノメチョウ科)
前翅長=32〜45mm
撮影日時:2002.8.21 11:51
本種は温暖地の蝶で当地でも昔はほとんど見られなかったようですが、最近ではよく見かけるようになりました。当地に棲息するジャノメチョウ科の蝶の中で最も大きな蝶ですが、黒褐色なので暗いところに留まっていると分かり難い蝶です。

クロヒカゲモドキ(ジャノメチョウ科)
前翅長=29〜36mm
撮影日時:2002.8.23 16:58
先に紹介した当地では稀少種の蝶ですが、この個体の写真をよく見ますと前翅裏(上方の翅)の蛇の目状の紋が四つあります。普通は上側の三つなのでこの個体は変異個体だと思われます。

ウスイロコノマチョウ(ジャノメチョウ科)
前翅長=31〜40mm
撮影日時:2002.8.26 16:54
本種は南方系の蝶で当地での採集記録もほとんどなく珍しい蝶です。もちろん私もはじめて見る蝶で、遇産ではないかと思いますが今後よく観察して行きたいと思っています。

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