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―この夏に見たトンボ―

2002年の7、8月(8/14現在)に確認したトンボは下記7科21種です。

(イトトンボ科)クロイトトンボ、キイトトンボ
(モノサシトンボ科)モノサシトンボ
(サナエトンボ科)オジロサナエ、コオニヤンマ
(カワトンボ科)ハグロトンボ
(ヤンマ科)クロスジギンヤンマ、ギンヤンマ、ネアカヨシヤンマ
(オニヤンマ科)オニヤンマ
(トンボ科)ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボ、チョウトンボ、ウスバキトンボ、アキアカネ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、リスアカネ、ネキトンボ

昨年と比べてみますと、昨年7月まで見られたホソミイトトンボやニシカワトンボは今年は7月には姿を消していました。夏のトンボでは昨年確認して今年まだ見ていないのがヤブヤンマ、ミルンヤンマ、コヤマトンボです。
秋のトンボで昨年8月上旬に確認していたナツアカネ、ノシメトンボは今年まだ見られません。一方今年初めて確認した種はネアカヨシヤンマ、ネキトンボです。今回はまだ紹介していない種を中心に紹介します。

ネアカヨシヤンマ(ヤンマ科)      全長=78〜83mm
撮影日時:2002.6.19 10:44 撮影日時:2002.7.8 10:55
今年初めて確認した種で全国的にも稀少種に属するものです。左の写真は羽化したての未熟状態です。右は黒い覆いのある育苗室に紛れ込んだ時のものです。成虫は空間に網を張る蜘蛛を狩る性質があり、網の真中にいる蜘蛛めがけて直接体当たりして、蜘蛛が逃げるところを捕まえると云う事です。一度そのシーンを見たいものです。

コオニヤンマ(サナエトンボ科)
全長=77〜89mm
撮影日時:2002.7.12 11:53
当地でのサナエトンボ科の種には、早春に羽化し夏には姿を消すものがほとんどですが、このコオニヤンマは夏のトンボでしかも大型です。名前の通りオニヤンマを思わせる飛翔姿です。しかし体が大きいわりには頭が小さく、また後足が非常に長いのも特徴です。

ネキトンボ(トンボ科)         全長=39〜43mm
撮影日時:2002.7.12 12:14 撮影日時:2002.7.12 12:15
アカネ属に属する秋のトンボです。当地で採集の記録はあるのですが数の少ない種で私が確認したのは初めてです。写真左のように翅の根元が橙黄色からこの名が付けられたものです。雄は成熟すると体全体が赤化します。

ヒメアカネ(トンボ科)
全長=30〜35mm
撮影日時:2002.8.10 12:01

アカネ属の中で最も小さい種でよく似たマユタテアカネをひとまわり小さくした感じです。当地で採集の記録はあるのですが私が確認したのは初めてです。マユタテアカネによく似ているので今までも見紛っていたのかもしれません。違いは大きさ以外に翅胸前面の模様の違いと、雄では尾部末端の上付属器がマユタテアカネでは上に反りかえっているのに対し本種では写真のように反りかえっていないところです。

オジロサナエ(サナエトンボ科)
全長=37〜44mm
撮影日時:2002.8.10 14:46
先に紹介した同じサナエ科に属するコオニヤンマとは正反対に小さなトンボです。写真のように葉に留まっていると小さいので見つけるのは困難で、横を通りすぎる時に飛び立つので初めてその存在が分かります。丘陵地や低山地の清流に棲息し成虫は上流で産卵し、孵化した幼虫は川を下って下流で羽化し、成熟するまで近くの林ですごし再び上流に帰っていくという行動を繰り返しているとのことです。この写真の個体はどの段階にあるのか分かりませんが未熟状態だとすると産卵場所がどの辺りなのかつきとめたいものです。

オニヤンマ(オニヤンマ科)
全長=90〜110mm
撮影日時:2002.8.14 10:55
未熟状態のオニヤンマは前に紹介しましたが、この個体は巾2mほどの山道をT字型のさらに先が折れ曲がったような道筋に沿って1.5mほどの高さのところをパトロール飛行していたものです。この時は日中で暑いためかあるいは餌が少ないのか時々写真の草に留まって休んでおりました。夕方ですとほとんど休むことなくパトロール飛行しているのが見られます。

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