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―夏の観察記U―
7月20日晴れ、いつもと逆のコースで観察。日陰になった坂道の傍にヒヨドリバナが、少し行く数日前にも見た赤トンボのマユタテアカネ、近くでは赤くなったリスアカネの雄2頭。夏真真っ最中ではあるが秋の準備も着々と進んでいる。
モリアオガエルの溜池では数日前に産んだと思われる卵塊、最初の卵塊が5月12日それから2ヶ月以上の間隔で40個近い卵塊。予想以上の数と産卵期間。
山道の片側にクヌギが街路樹のように植えられているところで、そのクヌギに殻高10mm弱の無数の陸貝、樹液を吸っているのであろうか。
久しぶり川に行くとハグロトンボ10頭ほどが石や草で翅を休めている。

マユタテアカネ♂(トンボ科)
全長=35〜41mm
撮影日時:2002.7.20 16:05
リスアカネに次いで赤トンボの二番バッターマユタテアカネが昨年同様7月の中旬から出だしている。マユタテアカネの特徴はこの側面からの写真では分かり難いですが、名前の由来になった顔の前面に眉を立てたような黒い斑紋あることです。雄では腹部が赤くなりますが早いものでは7月終わりに赤いのが見られます。

赤くなったリスアカネ♂(トンボ科)
全長=36〜42mm
撮影日時:2002.7.20 16:14
腹部が赤くなったリスアカネの雄、今は羽化した池近くの小枝に留まっているのが見られますが、もう少しすると池から離れた林縁の小枝で縄張り場所を決め定着します。その後交尾が始まります。

モリアオガエル(アオガエル科)卵塊
撮影日時:2002.7.20 16:31
昨年の夏この池の水が干上がりオタマジャクシが大量に死んだので今年の産卵が危ぶまれましたが、小さい卵塊ながらもこの2ヵ月間で延べ40個ほどの卵塊が産まれ、そのたくましさに驚いています。今年は今のところ溜池の水があり昨年より孵化する率は高いと思われます。

アブラゼミ(セミ科)
全長=56〜60mm
撮影日時:2002.7.20 16:48
当地では今の時期アブラゼミとヒグラシが主に鳴いています。アブラゼミは午前中と午後にヒグラシは明け方と夕方に鳴いています。林の傍に生えるセイタカアワダチソウの先端近くにアブラゼミの羽化後の抜け殻が付いているのをよく見かけます。元あった木がなくなってしまったからなんでしょうか。

アズキガイ?(アズキガイ科)
殻高=9〜12mm
撮影日時:2002.7.20 17:10
ハチ、チョウ、甲虫が樹液を吸いに集まるクヌギに殻高10mm程度の小さい陸貝が樹皮の剥がれた幹に無数にへばり付いているのが見られます。小道の反対側から移動してきた跡も見られます。種名は判りませんがアズキガイ科の一種ではと思います。

ウスバカゲロウ(ウスバカゲロウ科)
全長=35〜45mm
撮影日時:2002.7.20 17:28
この時期、比較的暗い林縁を歩いているとヒラヒラと飛び立つウスバカゲロウによく出遭います。この幼虫はあの蟻地獄と呼ばれるものです。

アゲハ(アゲハチョウ科)夏型
前翅長=35〜60mm
撮影日時:2002.7.20 18:07
最も一般的なチョウですが、季節によって模様が少し変わります。この写真を見ると春に見るアゲハより黒っぽくなっています。これが夏型アゲハの特徴です。

ハグロトンボ(カワトンボ科)
全長=57〜67mm
撮影日時:2002.7.22 18:49
比較的暗い林縁でハグロトンボをよく見かけます。低い草などに翅を閉じて留まるのですが、しばらくすると翅をゆっくり広げる動作を繰り返します。この林縁にいるものは未熟で成熟するとこの写真のように川の淵の草や石に留まって縄張りを形成します。

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