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―夏の観察記―

7月18日、真昼間の暑い中の観察。田の畦はすっかり草刈がなされ草花が見られない。
その中にあってヤブカンゾウの橙色が目立つ。休耕田の近くの草刈がされていない土手にオニユリが数株。
溜池はヒシに覆われ夏のトンボが飛び交う。10箇所の溜池はそれぞれ飛び交うトンボの種が異なる。この時期多く見られるのがコシアキトンボ、チョウトンボ、ショウジョウトンボなど、それに一部の池でギンヤンマが。
池の周辺の草むらにはキイトトンボ、モノサシトンボ、それとアカトンボ属のリスアカネ、マユタテアカネ。
チョウではウラギンシジミが目立ち始めている。オオムラサキも出ているようだがまだ確認していない。
木々にはホトトギス、ウグイスそれとホオジロが囀っている。相変わらずヒヨドリとカラスは目立つ。

ウスバキトンボ(トンボ科)
全長=45〜52mm
撮影日時:2002.7.18 11:35
お盆の頃田んぼの上を大量のウスバキトンボが飛び交うのが見られる。本種は南方系のトンボで、渡り鳥顔負けの渡りをする。
日本中はもちろん世界的にもほとんどの暖かいところで見られ、トンボの中で分布域が最も広い種類といわれております。
写真は交尾後の産卵飛行です。

ウラギンシジミ(シジミチョウ科)
前翅長=19〜27mm
撮影日時:2002.7.18 11:38
他のシジミチョウ科とは形態などちょっと異にしたチョウです。写真のように翅を閉じて留まる銀白色です。
雌雄は表の翅の色で判り、雄は赤色斑、雌は白色斑です。
当地では6月頃に夏型が羽化しだし、9、10月に羽化する秋型の方が多く見られます。

キイトトンボ(イトトンボ科)
全長=37〜44mm
撮影日時:2002.7.18 12:44
当地では5月中旬頃から見られ7、8月には多く見られます。交尾・産卵は7月に入るとよく目にします。
この写真の時もいたるところで交尾・産卵が見られました。
本種の産卵は交尾後も連結したままで雄は直立し足を縮めた姿勢で産卵します。

クロイトトンボ(イトトンボ科)
全長=30〜33mm
撮影日時:2002.7.18 12:44
当地の10箇所ある溜池の中の1箇所に多く見られる種で4月頃から発生し9月頃まで見られます。
交尾は5月頃から頻繁に見られます。
産卵は写真のように連結したままで行うのと、雌が単独で産卵を行う場合があります。
連結産卵の場合写真のように雄も葉などに留まって行います。

オニユリ(ユリ科)
撮影日時:2002.7.18 13:00
本種は球根(鱗茎)を食用にするので古い時代に日本に渡来したものが野生化したもといわれています。
当地では草刈の時期と重なるのかあまり見かけません。
よく似ているコオニユリとの区別は葉の根元にムカゴがあるかどうかで、オニユリにはムカゴがありこれが地面に落ちて増えていきます。

タマムシ(タマムシ科)
全長=30〜40mm
撮影日時:2002.7.18 13:10
観察が終わりバス停でバスを待っていると突然目前にタマムシが飛んできて、足下に留まったところを撮ったものです。
久しぶりに見ました。

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