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― 初夏に見る草花 ―
5月から6月にかけては春の花と夏の花の端境期にあり、これから咲き出す夏の花とこの期間が花期である草花が混在しています。当地ではこの時期ほとんどのところで草刈がなされますので草花があまり目立ちません。それでも草刈が取り残されたところに咲く草花や草刈の後に芽生えた草花がこの時期を彩っています。今回はこの時期を花期とする6種を紹介します。

キキョウソウ(キキョウ科)
撮影日時:2002.5.12 15:30
この花は北米産の帰化植物ですが、帰化植物の他を圧倒してはびこるというイメージとは違い可憐な姿でひっそりと生えています。
小さな花ですが紫色が目立ち可愛い花です。

ヤコグサ(マメ科)
撮影日時:2002.5.16 16:36
昔は当地にも多く咲いていたと思われますが、この写真の場所に僅かに残るだけです。
それでも今年は例年になく多く咲いています。
戦後入ってきた帰化植物のセイヨウミヤコグサとはよく似ていますが、顎片(円内)などに毛が目立つのがセイヨウミヤコグサで本種は毛が目立ちませんのでこれで区別できます。

クララ(マメ科)
撮影日時:2002.5.30 13:58
種名クララとは和名と思えない名前ですが、根を噛むと苦くて目がくらくらすると云うところから付いたようです。
それでこの根は漢方薬に使われています。
またかっては農家で害虫の駆除に使われたようです。

ウツボグサ(シソ科)
撮影日時:2002.6.3 11:38
日当たりの良い土手などに咲き、黄色い草花が多いこの時期紫色の花はよく目立ちます。
和名は花穂を矢を入れるうつぼ(靫)に見立てて付けられています。
この花穂が枯れて黒くなり夏まで残ります。
それで別名カコソウ(夏枯草)といい利尿薬に利用されたようです。

ユキノシタ(ユキノシタ科)
撮影日時:2002.6.7 10:49
川の石垣など湿ったところに生えています。
花弁は5枚ですが上の3枚が小さく紅色の斑点とその下に黄色の斑点があり、下の2枚の花弁は長くなっていてこの花の特徴となっています。
和名の由来には諸説あり「雪ノ下」とか「雪の舌」などがあります。

ホタルブクロ(キキョウ科)
観察日時:2002.6.7 13:28
花の色には白と淡紅紫色がありますが当地のホタルブクロは写真のように白だけです。
ちょっと湿った石垣の土手に群になって咲いているところは私の好きな風情です。
和名の由来は「蛍」と「ほたる(火垂)」の両説があるようですが、確かに蛍が出る時期に咲き出します。
ただ今年は蛍が出だしたのが1〜2週間早く少しずれたようです。

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