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 作品No 09「集団イジメの構図」
「いじめんといて〜!」
海がどんどん死んでいく・・・ 日本は海洋立国です。(とワシは思う)しかも海は命の源なのです。その海を集団でいじめています。小さなイジメでも集まればものすごいイジメになりますよね。イジメはよくありません。

「山は海の恋人」と言う有名な言葉がありますが、まさにその通りで山と海は切っても切れない大切な関係にあります。
大雑把に言うと、山の荒廃、ダムなどによる下流域への水流減少もある、都市生活でも大量の排水、沿岸の護岸。これらが相まって、海岸がやせたり海に栄養が無くなり海底に光が入らないので海藻やプランクトンが育たなくなる。その結果そこで育つはずの稚魚や貝が育たない。小魚が増えないからそれを食べる大きな魚も獲れないという図式です。これは問題ですよね。(ワシはいつまでもおいしい魚を食べたいし、ウニだってホタテだってイカだって食べたい。みんなもそうでしょ? ボソッ)

釣りをする人に聞くと、「年々魚が小さくなってきている」「釣れなくなっている」らしいです。きちんとした調査ではなく感覚的なものですからどこまで正確かは判りませんが、各種調査はその傾向がはっきりでています。
今までは魚が取れないから漁獲制限したり、漁礁を入れたり養殖したり・・・と対症療法的な対策をとってきました。しかしそれももう限界です。
ここはひとつ、根本的な治療を施す必要があるようです。「元を断たなきゃダメ」ってことですね。山に力を取り戻させましょう。病気がちの人に薬をバンバン与えるのではなく、しっかりご飯を食べて、良く寝て、適度な運動をする。そうすることで体力をつけて病気しない体にするようなもんです。
林業は戦後の拡大造林で多くの木を植えました。その後輸入材が入ってきたり木の需要が減って、材木価格が暴落し切り出しのコストさえ出ない場合があるようです。その為に山から離れざるを得なくなり、手入れが出来なくなっているそうです。我々の責任ではないかと思います。

近頃は漁師さんが山の手入れをボランティアでしたり、間伐などが少しずつ盛んになってきています。ただここでは詳しくは触れませんがそういった行為も全く問題が無いわけではないようです。しかしすこしずつ前進してきているのは確かですのでそれは素直に喜びたいです。

この国は誰のモノでもありません。ヒトも動物も虫たち、この国に住む全ての生き物のものなのです。
(2002/01/20)
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